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【数Ⅱ】複素数の計算問題の解き方!! 相等を使えば余裕!!

今日は複素数の計算問題の解説をしていきます!!

 

まずは、複素数の相等や共役な複素数を説明していきます。

「複素数 イラスト」の画像検索結果

 

複素数とは

複素数a+biで表すことができて、a,bは実数、iは虚数単位です。i²=ー1(基本!!)

 

複素数の相等

a+bi=c+di⇔a=cかつb=d   特にa+bi=0の時a=0かつb=0 とっても重要です!!

共役な複素数

a+biとa-biを共役な複素数といいます。

 

それでは、これらを踏まえて練習問題にチャレンジしてみましょう。

 

四則演算の特に除法が少し難しいので紹介します。

 

結論から言うと c+di / a+bi = ac+bd / a²+b² + (ad-bc)×i / a²+b² ですが、なぜこのようになるのか説明していきます。

 

c+di / a+bi

=(c+di)(a-bi) / (a+bi)(a-bi) 

 =ac+adi-bci-bdi² / a²-b²i²  i²=-1なので、

ac+bd+(ad-bc)i / a²+b² になります。この分子部分を分ければ

ac+bd / a²+b² + (ad-bc)×i / a²+b²になります。

 

分かりにくくてすみません。

 

 

練習問題にチャレンジ!!

(1) x+yi=2+3i                 (2) (x+2y)+(x-2)i=0                (3) (2i+3)x+(2-3i)y=5-i

 

解説

(1) 複素数の相等より、x=2、y=3

(2) 複素数の相等より、x+2y=0‥①、x-2=0‥② なので、②より、x=2.これを①に代入するとy=-1

(3) まず式をa+biの形にします。

(2i+3)x+(2-3i)y=5-i 展開すると

2ix+3x+2y-3iy-5+i=0

3x+2y-5+(2x-3y+1)i=0  複素数の相等より、3x+2y-5=0かつ 2x-3y+1=0.

この連立方程式を解くと(省略します…)x=1 y=1

 

チャレンジ問題

i+i²+i³+・・・+i⁵⁰

iに関する特徴を利用すれば瞬殺で解けます。

 

(答え)

まず、i+i²+i³+i⁴を計算してみましょう。i²=ー1なので i-1-i+1=0 となります。

50÷4=12余り2となるのでi+i²+i³+・・・+i⁵⁰=i⁴⁹+i⁵⁰ と変形できます。周期の前二つの値はi-1なので、答えはi-1です!!!

 

どうですか??複素数の計算問題は複素数の相等を使えば楽々解けるので、苦手意識を頑張って変えましょう!!

ご覧いただきありがとうございました。

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